こちらの記事の方で、「格安SIM」と「格安スマホ」についてわかりやすく簡単にまとめました。
http://riscrepe.com/2018/12/30/%E9%A9%9A%E7%95%B0%E3%81%AE%E5%AE%89%E3%81%95%EF%BC%81%E6%A0%BC%E5%AE%89sim%E3%81%8C%E6%B5%81%E8%A1%8C%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E7%90%86%E7%94%B1%E3%80%82/
その記事の中でも登場している単語として「SIMロック」という単語が登場しています。
しかしそこでは、簡単にしか説明していなかったため、今回はもっとわかりやすく紹介していきたいと思います。
目次
SIMロックとは?
それではまずは、「SIMロック」について解説していきたいと思います。
スマホにはSIMカードと呼ばれるICカードが挿入されています。このSIMカードは契約者自身の個人情報が割り振られており、その情報をもとにインターネットを利用できたり、誰かに電話を掛けたりできるようになっています。
このSIMカードですが日本では、大手キャリアと言われている「ドコモ」「au」「ソフトバンク」などで購入した端末は、その端末を購入したキャリアのSIMカードしか使用することはできません。
つまり、ドコモで端末を購入すればドコモのSIMカードしか使用することができないんです。
この仕組みのことを「SIMロック」と言います。
また、もともとSIMロックがかかっていない端末も存在しています。
そのような端末を「SIMフリー」と言います。
SIMロック解除の動き
海外では、SIMフリーが一般的ですが日本ではいまだにSIMロックが常識となっています。
しかし、日本も現在ではこのSIMロックの解除をしていこうという動きに移っています。
というのも日本の総務省はこのSIMロックを問題視して、2010年には「SIMロックに関するガイドライン」というものを策定しています。
現在日本のスマホ契約の仕組みとしてある「2年契約縛り」というものはこの時に誕生したようです。
しかし、策定したはいいもののこの問題がすぐに解決することはなく。。。
その問題を解決するために、総務省は2015年にSIMロックの解除を義務化させました。
義務化させることで、2015年の5月以降に発売されたスマホ端末はすべてSIMロックが解除できるようになりました。
また、SIMロックを解除できるようになったことで、SIMフリーの端末をわざわざ購入する必要がなくなり、今使っている大手キャリアで購入したスマホで格安SIMが使用可能になりました。
SIMロック解除のメリット・デメリット
SIMロック解除ができるようになって、大手キャリアで購入したスマホでもSIMフリー端末のように他社のSIMに変えることができるようになりました。
【詳しくはこちらの記事をどうぞ】
http://riscrepe.com/2018/12/30/%E9%A9%9A%E7%95%B0%E3%81%AE%E5%AE%89%E3%81%95%EF%BC%81%E6%A0%BC%E5%AE%89sim%E3%81%8C%E6%B5%81%E8%A1%8C%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E7%90%86%E7%94%B1%E3%80%82/
それではここで、SIMロックを解除することでできるメリットとデメリットをまとめてみます。
メリット
格安SIMが利用しやすい
SIMロックを解除できるようになったため、キャリアの乗り換えができるようになったのに加え、MVNOが提供している格安SIMが利用できるようになりました。
格安SIMを利用することで今まで約7000円ほどかかっていたスマホ代が約2000円ほどにまで落とすことができます。
また、格安SIMの中にはドコモの回線を利用しているものがほとんどです。そのため、ドコモのスマホを使っている方は無理にSIMロック解除をする必要がありません。
しかし、格安SIMの中にはauやソフトバンクの回線を使っているものもあります。そういった格安SIMを使いたい方でもSIMロック解除ができるようになったので、自分にあったプランがある格安SIMを使うことができます。
他の大手キャリアであるauやソフトバンクでも同じことが言えます。
海外でプリペイドSIMが使える
海外に旅行などに行った際に、今までは端末を借りていたかもしれません。
しかし、SIMロック解除ができるようになったため、海外の現地にある電話会社のSIMカードを入れ替えて使えるようになりました。
ローミングという通信を受け取れるエリア外でもインターネットに接続できる機能も存在していますが、価格が高くなる可能性があります。
そういった際に、現地のSIMを使用すれば低価格でスマホを使用することができます。
これは、海外旅行によく行く人や海外出張などに行く機会がある人からすればとても便利ですよね。
デメリット
大手キャリア別にSIMロック解除の方法が違う
大手キャリアによって、SIMロック解除の方法が異なります。
同じ点と言えば、端末を購入してから101日以上経過していなければいけないという点でしょう。
キャリアによって変わってくるので、しっかりと調べてから解除するようにしましょう。
各キャリアごとの解除方法はのちのちまとめて記事にするので、少々お待ちください。
大手キャリアとの違約金がかかることがある
SIMロック解除は自由にできるようにはなりました。
しかし、格安SIMを使用していない人のほとんどが2年縛りで大手キャリアとの契約をしていると思います。
その契約内容によっては違約金が発生する可能性があります。
その点もしっかりと調べてから乗り換えるようにしましょう。