今や日本国内でのスマホ所有率は約80%。
世界では約70%と、今や日常生活の中では欠かせない存在となっています。
しかしこのスマートフォン、「ほんとに『スマート』フォンなの?」といった違和感を私は最近持っています。
スマートフォンを日本語訳すると『高機能携帯電話端末』となります。
しかし、この「スマート」には「無駄がない」といった意味もあると思うんですよね。
この「無駄がない」という部分が最近おろそかにされている気がします。
最近のスマホの問題点

私はiPhone5sからApple製品を使うようになってきて、現在でもApple製品を使っています。
そのため、ここではApple製品を中心として書いていきたいと思います。
スマホのサイズ
iPhone5s~iPhone6 Plus

まずはサイズから。
iPhone SE | iPhone 6 | iPhone6 Plus | |
高さ | 123.8mm | 138.1mm | 158.1mm |
幅 | 58.6mm | 67.0mm | 77.8mm |
厚さ | 7.6mm | 6.9mm | 7.1mm |
重量 | 113g | 129g | 172g |
写真は左から「iPhone SE」「iPhone 6」「iPhone6 Plus」となっています。
サイズが変わり始めたのが、iPhone6からですめ。
私が満足していたサイズはiPhone SEのサイズです。
画面の大きさが4インチと手が小さい私からすると、ちょうど手になじむ感じで使いやすかったんです。
また、重量も113gと軽く、ほんとに「スマート」といった感覚を感じることができました。
しかし、iPhone6から少しずつ大きくなっていきます。
iPhone6はまだ使える範囲内ではあったのですが、「iPhone6 Plus」は完全に大きすぎて使い勝手が悪そうな感じがしていました。
iPhone7~

写真は左から「iPhone7」「iPhone X」「iPhone XS Max」となっています。
(※iPhone7とiPhone8、iPhone7 PlusとiPhone8 Plusはサイズに関してはほとんど変わってないので省略。)
iPhone7 | iPhone X | iPhone XS Max | |
ディスプレイ | 4.7インチ | 5.8インチ | 6.5インチ |
高さ | 138.3mm | 143.6mm | 157.5mm |
幅 | 67.1mm | 70.9mm | 77.4mm |
厚さ | 7.1mm | 7.7mm | 7.7mm |
重量 | 138g | 174g | 208g |
大きく変わったのが「iPhone7」以降から。
スマホが薄くなったことで、「イヤホンジャック」が廃止されました。
これについてはまた後で書いていきます。
そして「iPhoneX」以降の大きな違いは、スクリーン部分全体がディスプレイとなったところでしょう。
スマホのサイズ自体は大きくなっていませんが、ディスプレイが大きくなり手が小さく指が短い方からしたら使い勝手が悪いかもしれません。
また、最新モデルである「iPhone XS Max」
「6.5インチ」といままでのiPhoneのなかでは、最もディスプレイが大きいモデルとなっています。
実際自分も触ってみましたが、でかすぎる。
両手使えるときは良いんですが。。。
それに、スマホで書籍を読んだりする人からすれば便利で使いやすいタイプになっているかもしれません。
しかし、画面がでかすぎて比較的手の小さい傾向のある女性などからすれば、片手での操作がしずらくなっています。
自分の考えでは画面の大きいものが欲しいのであれば
「タブレット端末でいいのでは?」
と思ってしまいます。
イヤホンジャックの廃止
次はイヤホンジャックの廃止についてです。
先程も言った通り、iPhone7以降はイヤホンジャックが廃止したと同時に写真のような「ヘッドフォンジャックアダプタ」というものが登場しました。

いやいやいや、「スマートにしていってるのに、何でイヤホンで音楽聞くためにもう一つ製品がいるんだよ。」というような感じ方をしました。
確かに、Appleがこれからの時代を先読みしてBluetoothが主流になるとしてこういう形式になったという考え方もできます。
しかし、まだまだ普及はしていないように感じられます。
こちらの意見には賛否両論があると思いますので、コメントのほうに書いてください。
これからのスマホの未来

それでは、これからスマホ業界はどういう道を進んでいくのか。
私の見解では、「スマホが大型化していき、それに伴い子機が出てくる」と思っています。
Appleで例えるなら「Apple Watch」
DoCoMoで例えるなら「ワンナンバーフォン」
といったものの技術が進んでいき、メイン機であるスマホとサブ機である子機の2台持ちが主流になっていく気がしています。
なんか本末転倒な気がするのですが。。。
メイン機とサブ機の2台持ちになるとすると、それだけお金がかかることになります。
当然新しいものが出たらそちらに興味をもって購入する人がいるのは事実です。
特に日本人なんかは、新しいものを好みどんどん新しいものに触れようとします。
しかし、これがほんとに「スマート」なのかと言われれば疑問に思います。
これからのスマホ業界に対する私なりの希望

『スマートフォン』のスマートを「無駄がない」という風にとらえるなら、iPhone5sやiPhone SEのサイズが最もそれに近かったように感じます。
Appleの創設者である「スティーブ・ジョブズ」も、iPhone4sのディスプレイのサイズである3.5インチがベストサイズだと言っています。
しかし、現在のiPhoneはそれとは反対にどんどん大きくなっています。
私はスマートフォンに画面の大きさなどは求めていません。
あくまでスマホは携帯電話の延長線にできたもので、携帯するのが普通な機器です。
どんどん大きくしていっては携帯性が悪くなっていく一方で、スマートではなくなっていくんじゃないかと思っています。
スマートフォンのスマートは『高機能』であるとともに、『無駄がない』という意味合いもあると思います。
高機能ばかりに注力するのではなく、「無駄がない」といった部分にも注力していただきたいというのが私の考えです。
まとめ
高機能になり、どんどん便利になっていくのはとてもうれしいことです。
しかし、スマホの良さは高性能であり、スマホ1台でなんでもできるということに加えて、無駄がないといった部分もあると思います。
確かに画面が大きいほうがいいといった人もいるのは確かです。
しかし、スマホの画面をどんどん大きくしていっては、タブレット端末の立ち位置が無くなっていくような気がします。
スマホ=小さい高性能機器。
タブレット=大画面の高性能機器。
じゃダメなんでしょうか。
これは私の一意見なので賛否両論あると思うので、コメントのほうになんでもいいので個人の意見を書いていただければ嬉しいです。
どちらにせよ、これからもスマートフォンが世の中の最先端のテクノロジーであることに変わりはありません。
これからのスマホ業界の動向に目が離せませんね。